森産業 株式会社
未利用資源を、地域のため、そして社員とその家族の幸せになるために使う
見渡す限り畑が広がる十勝の風景は、十勝で暮らす人にとってはあたりまえのものかも知れません。もっと言えば、畑があり、土があって、野菜が育っていることすら、あたりまえのように感じている人も多いのではないでしょうか。
もちろんそこには、畑を耕し、日々野菜づくりに精を出す農家の方がいるのですが、士幌町には「土と堆肥を作ること」にとことん向き合うひとつの会社があります。それが、1976年に創業した森産業株式会社です。
森産業の柱となる商品、「十勝バーク」は、もともと捨てられるはずだった木皮と家畜糞尿から作られる土壌改良材です。創業者の発想から誕生した十勝バークは今も環境を守り、多くの人の農業や生活、そして森産業の理念を力強く支えています。

自分の興味を大切に、挑戦を楽しめる場所
作っている土と堆肥は、十勝バークを始め200種類を超えます。そのどれもが、森産業の重要な製品のひとつです。良い土を作るための研究及び工程の計画から生産し製造するまで、それから自分たちで作った土を広めるところまで、すべてが森産業の仕事です。
製造部・リフトオペレーターの中村さんの主な仕事は、作った土を出荷すること。袋詰めされた土をホームセンターへ卸すため、運送用のトラックに積み込んでいきます。中村さんは社内でいくつかの業務を経験し、数多くある自社商品をしっかり把握したうえで、「届ける」作業に携わることにしました。リフトの操縦に必要な資格は就業時間を使って取得できる他、必要な資金は社内貸付制度を利用することができます。
入社してから実際に働く中で、経験を積んだからこそわかることや、挑戦してみたいことが出てくるもの。森産業では最初に配属された部署にとらわれず、個人の性格や適性、挑戦してみたい気持ちを大切に、一人ひとりの挑戦を大切にしています。
また資格取得の他にも、子育て介護支援室の設置、子どもの看護休暇取得を奨励するなど、子育てをしながらも働きやすい環境を、会社としてしっかり整えています。

自然思考を理念に、「かっこよく生きよう」
森産業の基本理念は「自然思考」。それは、「自然にやさしく、自然のままに、自然に教わる」という考え方です。その考えがあるからこそ、十勝バークのような環境に寄り添った商品を大切にすることができるのでしょう。
農業用以外に、園芸用の土づくりにおいても、国内有数の規模と研究開発・品質管理を誇ります。森産業の商品の良さは「とことんこだわった品質」。時にはコスト面を考えると厳しい場面もありますが、自信を持ってお客さんへ届けられるか、商品づくりに向き合う姿勢に嘘がないか、自分自信に問いかけます。
