株式会社 北海道フーズ
「生産から加工、流通まで」を合言葉に
畑作風景が広がる士幌町は、面積の約6割が農地として活用されています。多くの農家が馬鈴しょ(ジャガイモ)、ビート、小麦、豆類、スイートコーンがメインの輪作体系を採用しています。
その中でも特筆すべきなのは、町内に大きな工場をいち早く作ったところでしょう。1950年代から、でんぷん工場や馬鈴しょコンビナートを建設しています。

北海道フーズの工場群。生産工場の他、バイオガスプラントも。加工の段階で発生した食品残渣物を処理して工場の熱源として利用しています。
国内最大級の規模を誇る工場です
北海道フーズは1973年に創業。士幌だけではなく、音更、木野、上士幌、鹿追の4町5農協で収穫された農作物が集まります。それらをコロッケやスナック菓子、フライドポテト、業務用のスイートコーンなどに加工しています。工場によっては24時間体制で生産。農作物加工では国内最大級の規模を誇ります。
調理食品部では、冷凍コロッケなどを製造。入社4年目の大西悠平さんは地元の士幌高校出身。「パートやアルバイトに対しては頭ごなしに言うのではなく、具体的に伝えるようにしています」とリーダーとして活躍しています。
スナック食品部はジャガイモを「じゃがりこ」に加工して生産する部門。入社2年目の中村璃玖(りく)さんはじゃがりこを揚げるフライヤーの温度管理を担当。「少しの時間で生っぽくなったり、焦げすぎるなど出来が変わるので、目を離せないです」と慎重に仕事を行っています。
冷凍食品部はジャガイモやスイートコーンを冷凍食品に加工する工場。フライドポテトになったり、レトルトの食品にも数多く使われています。「スタッフが多いので、人と話すのが好きな方が向いていると思います」と入社2年目の千葉蛍斗(けいと)さんは話してくれました。

調理食品部の工場内にはロボットによる全自動の最新の箱詰め機があります。
安定した条件で働けるのが強みです
長い期間、安定した条件で働くことができる北海道フーズ。士幌町内にある新築の単身者用住宅を利用することができたり、土地の価格が安い士幌で家を建てている社員も多いそう。業務外ではスポーツ(野球、フットサル、テニス、ミニバレー、マラソン)などの社内同好会が積極的に活動しています。