水痘(みずぼうそう)の流行について(注意報)

帯広保健所管内において水痘患者報告数が注意報が発令されました。

1、感染予防
 水痘の原因である水痘ー帯状疱疹ウイルスは飛沫感染(空気感染)するため、感染している人との接触を避ける以外に有効な予防法はありません。また、学校保健安全法施行規則により、すべての発疹がかさぶたになる(痂皮化)まで出席停止と定められています。

2、水痘とは
 水痘ー帯状疱疹ウイルスの初回感染によって引き起こされる疾患です。2週間程度の潜伏期間を経たのちに発疹・発熱などの症状が出現します。多くはかさぶたになって治癒しますが、中には脳炎や肺炎などを合併し、重症化することもあります。また、治癒した後もウイルスは神経節に潜み、のちに帯状疱疹を引き起こす原因になります。
 とくに抵抗力の弱い乳幼児や高齢者、薬剤などの影響で免疫力が低下している人が感染した場合、重症化しやすいので注意が必要です。

アデノウイルス、溶連菌についても感染はおさまってなく警報が継続して発令されています。

担当 保健福祉課 健康推進 ☎5-2108