駆虫薬散布によるエキノコックス対策について

エキノコックス症とは

 エキノコックス症とは、エキノコックスと呼ばれる寄生虫の卵が、ヒトの口から体内に入り、幼虫となって肝臓などに寄生し、肝機能障害などを起こす病気です。

感染経路について

 ヒトの体内にエキノコックスの卵が入るのは、エキノコックスが寄生したキツネや犬、そのふんに直接触るなどの場合が考えられます。
 ヒトからヒトに感染することはありません。

 

駆虫薬散布について

 町では令和5年度より、エキノコックス対策として、キツネの体内からエキノコックスを排出し、ヒトへの感染を防止する駆虫薬(虫下し)の散布を始めました。
 駆虫薬はキツネはもとより犬、猫などが食べても健康に問題はなく、エキノコックスだけに効き目があります。駆虫薬を混ぜた餌を野外に散布して食べさせることにより、キツネのエキノコックス感染率を下げる効果が期待されます。駆虫薬の散布は月1回、5月から10月の計6回実施します。

駆虫薬散布調査結果について

 町ではエキノコックス駆除事業として2023年5月にキツネのエキノコックス感染状況の予備調査を行い、同5月より駆虫薬散布によるエキノコックス対策を開始しました。また、ベイト散布の効果を検証するため11月にキツネのエキノコックス感染状況調査を行いました。5月(散布前)及び11月(散布後)に実施した感染状況調査の推定結果においては、ベイト散布後では抗原陽性の値が減少、また虫卵の排出も抑制できていることから駆除の効果が顕著に出ていると推測されます。
 詳しくは下記の報告書(PDF)をご覧ください。

エキノコックス症検診(検診案内)

 町ではエキノコックス症検診をおこなっております。
 詳細については、保健福祉課健康推進係にお問い合わせください。
 電話番号:01564-5-2108


お問い合わせ

産業振興課畜産林務係
TEL:01564-5-5220