士幌町の防災備蓄品の備蓄状況について
1.基本的な考え方
災害による道路の寸断や情報の途絶、ライフラインの機能不全等により、災害地域内の物流・流通機能などが停止し、災害から3日間程度は被災地外から孤立した状態が続くことが懸念されます。この間、被災地域内の備蓄物資及び調達物資で避難生活を賄い、自立することが必要とされているため、士幌町ではこの3日間分の防災備蓄品の整備を進めています。
2.行政備蓄の対象人口の想定
避難者数については、東日本大震災や胆振東部地震のように広域での災害となった事案を踏まえ、本町で最も被害が大きく見積もられる、「十勝平野断層帯主部の地震」による災害を想定して算出したものです。
具体的には、平成30年2月に北海道が公表した全道の地震被害想定調査結果による避難者数の予測に基づいて算出しています。
この場合の避難者数は2,083人となります。
この避難者数の60%が、住民備蓄及び事業者の備蓄によって対応するものとし、任意の40%の約900人分を行政備蓄によって補完するものとします。
3.備蓄品の現有備蓄数及び目標値について
備蓄品の各品目の備蓄数及び目標値については、下記の資料をご覧ください。
食料等の使用については古いものから消費し、使用した分を補充するローリングストック方式をとっています。
また、消費期限が短くなったものは町が主催する防災訓練の他、各自主防災組織における活動や学校における防災教育などで配布し、防災や備蓄に対する意識高揚のために活用しています。